WWEな日記

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予想外の結末を目の前にしたとき、観客は大声援を送る。特に秒殺だと、歓声はより大きいものとなる。HERO'S2006で山本KID徳郁がレスリング元オリンピック日本代表宮田和幸をわずか4秒で秒殺したときも大声援が起こった。K-1worldMAXでレミギウス・モリカビュチスが我龍真吾に8秒でKO勝ちした時も大歓声。秒殺KOでは一瞬静寂の時が流れ、何が起こったか観客が理解すると大歓声に変わる。今は何位?

K-1転向当初のフランシスコ・フィリォも凄かった。「秒殺」が流行語となり、観客はみんなフィリォの秒殺を期待していた。しかし、ジェロム・レ・バンナに壮絶な失神KO負けを喫してから、ガードを固めだし、秒殺は全く出なくなった。K-1デビュー当時、モーション無しで1のタイミングで打っていたパンチが、ガードをし出すとモーション有りで1.5掛かる。よほど弱い相手でないとフィリォの今のパンチではKO勝ちがないことが観客に分かると、フィリォへの歓声がいつしかブーイングへと変わった。


      


予想外の結末を目にしてもブーイングが出ることがあるらしい。大相撲今年初場所初日、人気の琴欧洲は、こともあろうか立ち会い変化した。ブルガリアの貴公子の取り組みを期待していた観客は肩すかしを食らい、館内大ブーイング。北の湖理事長は、「横綱を狙う者としていただけない」というようなコメントを出した。舞の海が現役時代同じ決まり手で勝ったとしたら、大歓声だっただろうに。。。

ボクシングでも予想外なことが起きた。格闘技総大型化の波はボクシング界まで浸食し、現WBA世界ヘビー級チャンピオンのニコライ・ワルーエフ(ロシア)は、身長213センチ。なんとセーム・シュルトと同じくらい大きい。圧倒的な巨体を武器にガードを固めて戦うタイプで、ファイタータイプとは全然違う。1月20日、ワルーエフがスイス・バーゼルで防衛戦を行った際にその事件は起きた。


      


対戦相手ジャミール・マクライン(米国)も、198センチの大型ファイター。いやがおうにも観客の期待は高まる。観客は8500人、大型会場でのイベントである。大型ファイター同士の打ち合いで、どちらかがKO負けするシーンを想像していた観客は、予想外のKOシーンを目にした。3回終了直前、挑戦者マクラインがワン・ツーを繰り出すと空振りして転倒。その際、左膝を負傷し、立ち上がれなくなってTKO負けを喫した。

観客はもちろん大ブーイング。自分でバランスを崩して転倒した場合、K−1だったらKO負けではなく棄権扱いになるのかな?とか余計なことを考えながら、ボクシングは難しいと。タイソン全盛期の試合などは、チケットが高いために1Rで試合が終わってしまうとブーイングが起こったり。ちなみに全階級を通じて、歴代のボクシング王者で最強だと思うのは、リカルド・ロペス。彼の試合の場合、ハズレはなく、予想外の結末もない心臓に優しいボクサーだった。予想外。予想ガイ。

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